人生に停滞ってつきもだけど、そこでの姿勢が…

おはようございます。片山真一です。
今日は「人生に停滞ってつきものだよね」という話をしたいと思います。

というのも、昨日ひさしぶりに飲みに行きまして、最近親しくさせてもらっている社長さんと話していたんですね。従業員が200人ほど、会社もいくつか運営されている方です。

そこで「人生って停滞の時期ありますよね」という話になって、面白かったのでシェアしたいと思いました。

【停滞は“悪”じゃない。次に跳ぶための“タメ”】
まず大事なのは、停滞=悪ではないということです。むしろ次に行くための“タメ”の時間、深呼吸みたいなものです。

ここで焦って穴埋め的に動くと、あとからツケが来たりします。だからこそ、見て見ぬふりをしないで「今は準備中だ」と自分で認めておく。この姿勢が次の一歩の燃料になります。

【迷いをごまかさない:社長さんの放浪→大企業→起業】
その社長さんは、大学は留年しつつ卒業。

その後、今とは別の業界に入ったものの、どうにもピンと来ない。

そこで約一年、30カ国を放浪されたそうです。

理由はシンプルで「自分が何をしたいか、どちらへ進めばいいか分からなかったから」。

向き合いながら進むうちに、大学の専攻につながる業界でやっていきたいという気持ちが固まりました。どうせなら一番大きいところへ、と従業員9万人級のトップ企業に入社。

しかし、国や制度やお金の縛りに挟まれて、本当にやりたい支援ができないジレンマが続いた。だったら自分でやるしかない、と起業。今に至る、という流れです。


誤解のないようにお伝えすると、「海外へ行け」と言いたいわけではありません。大事なのは、迷っている自分をごまかさなかったという一点です。「分からないなら、分からないまま抱えて向き合う」。ここに活路がありました。

【向き合わないのが、いちばんもったいない】
自分が何をしたいのか分からない。とりあえず生活のために働く。

だから、まあこれでいいか——。この「見て見ぬふり」を続けると、心にぽっかり穴が空いた感じが残りつづけます。


本当にこれでいいのだろうか、というあの感覚を放置しない。まずは向き合っておく。ここが本当に大切です。

【違和感はサイン:営業時代→Webへの舵切り】
僕自身の話も少し。20歳くらいの頃なんて、何をしたいのかまったく分かりませんでした。でも毎日、ちゃんと向き合う時間をとっていました(瞑想もしていました)。

すると少しずつ輪郭が見えてきて、「サラリーマンは向いていない。事業家になりたい」という方向性だけは掴めました。

その後は営業マンとして働き、支店も任されて「どう売上を伸ばすか」と毎日汗をかいていました。当時の集客は、ほぼ新聞折込チラシ。これはこのままだとジリ貧になる、と強い違和感があったので、会社にこう言いました。
今からWebに振りましょう。YouTubeもこれから来ます。先にポジションを取りましょう。
家庭教師の事業は先生が片道1時間以上かけて移動することも多く、お互いに負担が大きい。だから、スカイプでオンライン授業をやれば全国どこでも受けられる——と提案したのですが、当時は刺さりませんでした。

その一年後くらいに「トライイット」みたいなサービスが出てきて、「やっぱりそうですよね」と思いました。

受け入れられなかったのは事実ですが、そこで拗ねずに「じゃあ自分でWebマーケを勉強してやっていこう」と切り替えたことが、今につながっています。

違和感はサインです。
見ないふりをせずに持っておくと、次の一手が見えてきます。

【動いたから分かった:“今じゃない”も前進です】
2〜3年前、僕は本気でジャーナリストになりたいと思っていました。世界を旅して、現実をそのまま伝えたい、と。少し動いてみたのですが、正直、体力が持たないと感じる場面が多かった。奥さんは妊娠中、上の子も小さい。家を長く空けづらい。

タイミング的に「今ではないな」と分かりました。

これも、動いたから分かったことです。もし動いていなければ、今もモヤモヤを抱えたまま「やってみたいな、どうしようかな…」と言っていたはず。「今は違う」と分かることも、立派な前進です。

【モヤモヤ期=次のステージの“作戦会議”】
やり切ったあとに、だいたい来るのがモヤモヤ期です。ネガティブではありません。「次はどの扉を開くのか」を選ぶ時間です。

「こっちかも」「あれかも」と思ったら、できる範囲で少しだけ始める。違ったら戻す。一直線で進めるほうが珍しいです。

微調整しながら目的地に寄せていければ、それで十分だと考えています。

【タメ場の扱い方(4つだけ)】
・見て見ぬふりをしない(「今は準備中」と自分にラベルを貼る)
・小さく動いて、可能性を“潰す”(潰すから開きます)
・自分を責めない(自罰は場を冷やします)
・壊したら、組み直す(再構築の往復を怖がらない)

【この本おすすめです。『裸でも生きる』】
「裸でも生きる」(山口絵理子さん/マザーハウス)

今日の話が刺さった方には、きっと響く本だと思います。
よかったら手に取ってみてください。

【おわりに:向き合って、少し動いて、また整える】
停滞は悪者ではありません。次に進むための“タメ”の時間です。

見て見ぬふりをせず、向き合っておく。

そして気になったら、できる範囲で少し動いてみる。違えば戻す。それで十分、前に進んでいます。
今日も楽しく、生きていきましょう!

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